「コロナ禍で激変する受験」
この時期受験生は、すでに受験を終えているみなさんもいることと思います。
最近読んだ記事で「大学通信社」さんの内容を抜粋してみました。
これからの大学選択の参考にしてみてください。
学部選びは、卒業後の就職を考えながら選ぶのが一般的になってきている。大学の就職状況がどうなっているのかに注目が集まる。大学の就職状況に大きく影響するのが景気の動向だ。景気が良ければ企業の新卒採用は活発で、大学生の就職はよくなる。2008年秋にリマンショックが起き、不況になって10年から就職氷河期に陥った。企業は採用を減らす時、まず事務職の採用から減らす。それは、文系学部卒業生の就職が厳しくなることに直結する。その結果、不況になると大学入試では就職が難しい文系学部ではなく、理系学部人気が高まる。「理高文低」の学部人気になるのだ。
なかでも、国家資格と結びついた学部・学科が人気になる。国家資格を持って有利に就活を進めようとの考えだ。医、薬、看護、理学療法士や作業療法士などを目指す医療技術など、人材不足が続く医療系の人気がアップする。
逆に、景気が回復すると文系人気が高まる。2020年の就活では、コロナ禍で全日空や日本航空などが採用を中止し、旅行関係も採用が厳しくなった。こうなると、21年入試では、理科医学部人気になるとみられる。理系のなかで、来年人気になりそうなのが情報系だ。A I、IoT,ビックデータの活用、データサイエンスなど注目の分野だ。その上、今年はコロナ禍で1年前まではほぼ実施されていなかった、リモートワークやオンライン授業などが急速に進んだ。技術開発は今後も求められていることがわかり、高校生の関心も高くなってきており人気が高まっている。さらに、データサイエンス学部の新設が相次いでいることに拍車をかけている。
以上が近い将来大学の選択、学部の選択をする際に1つの見方として参考にしてほしい事柄です。